上林 祐

私は元々、ウェディングプランナー志望でしたが、当社が運営する結婚式場リヴァージュブランで、サービスの学生アルバイトをしたことで、その魅力にどんどんハマり、サービス社員として入社しました。サービスの魅力に気づいた理由は、結婚式を終えて1周年目の皆様がご参加いただけるイベントで、お客様から当日担当したキャプテン（上司）を名指しで呼んでいただいたことです。サービスキャプテンは、当日は6～7時間しか新郎新婦様と接点がないはずですが、お客様の記憶に残る、心が通い合ったサービスができていたからこそ、名指しで呼んでいただいたと感動し、私もそんなサービスをしたいと思い、入社することを決めました。

現在は二つの店舗のサービスマネージャーをしており施行全般と教育、数値や人員の管理をしています。仕事をする上で大切にしている事は、「ブライダルの仕事を好きでい続けること」、「仲間を大切にすること」です。私はブライダルの仕事を好きでい続けるために、サービスの仕事をもっと極めたいという気持ちを忘れないようにしています。理由は、結婚式はお客様にとって一生に一度だからです。目の前の状況を見て、プロとして何ができるか。当たり前を当たり前にせず、常に意識をもって、その時出せる最大限のパフォーマンスをどう発揮していくか。その気持ちの根本は、やっぱりブライダルが好き！という気持ちが大切で、そのために現場に出続け、新郎新婦の近くで最高の記念日をつくり続けていきたいと思っています。

サービスという職業柄か、ハプニングが記憶に残ります。サービスの仕事は、事前にどれだけシュミレーションしていても、当日はイメージ通りいかないことがたくさんあり、毎回勉強と思っています。例えば、謝辞中に親御様が体調不良によって倒れられたこと、交通事情で牧師先生がリハーサル時間に到着できないなど、結婚式には様々な予期せぬハプニングが起きます。しかし私はこのハプニングも二度と経験する事ができない奇跡と捉え、その状況から逃げず、向き合い、どんな状況に出くわしても対応できるよう、日頃からさまざまな状況を想定しながら仕事をしています。

私はサービスとして入社しましたが、ワールドサービスでは多くの経験ができました。新人だったころは、先輩方から一般常識をはじめ、サービスのイロハを丁寧に教えてもらいました。私のために諦めずに寄り添って指導してくれたことは、今でも忘れられません。現在は一人前になり、２つの店舗を管理する立場になりました。サービスの仕事は、技術とホスピタリティの向上が必要となりますが、社内にはサービスに特化した研修があります。学びの時間は、視野が広がり後輩育成、私自身においても良い刺激や成長に繋がっています。

新しい挑戦は２つあります。一つ目はブライダルとサービスの魅力を、ブライダル業界に興味をもつ学生の方々へ伝え、サービス職種の新卒採用を増やしたいと思っています。二つ目は、私は二人の子供を育てながらフルタイムで働いていますので、子供がいても好きな仕事をし続ける環境を社内で整えていきたいです。現在はサービス職種の女性社員が増えてきましたので、私が模範となり、家族の理解を得る方法や、子供がいてもサービスの仕事を続けていけることを挑戦していきたいと思っています。