稲田 友梨亜

私は元々、他会社でサービスとして働いていましたが、ウエディングプランナーの仕事に就きたいと思い、中途で入社しました。採用面接では3名の方とお会いしました。印象に残っていることは、どなたも明るく話がしやすく、会社の雰囲気が良いと感じました。また会社の従業員の原理原則「人間性」と「能力」を、常に50:50のバランスで行動できるひとであることに魅力を感じ、共感したことが理由です。お客様はもちろんのこと、社員間やパートナー様など多くの人と関わりながらつくる結婚式だからこそ、人間性の部分も磨き、信頼できる人間になりたいと思いました。

仕事をする上で大切にしていることは２つあります。1つ目はポジティブな気持ちを持つことを大切にしています。人との関わりについては始めから相手の考えや行動を否定せず、まずは理由や背景を聞いた上でより良い方法はないかを考え、提案できる幅を増やすことが出来るように努めています。また自身の仕事のモチベーションを下げないために、下がるときは結果や状況を冷静に見つめ、反省点がある場合は問題をクリアできるように考え行動するようにしています。2つ目は自身の主観だけで意志を伝えないことです。これは自分の考えを人に押し付けず、常に相手にとってのベストはなにかを考えながら、発言や行動をしています。

コロナ禍で結婚式への価値が見いだせなく、消極的になった新郎新婦様が増えました。あるとき新規担当した新郎新婦様は親御様が式場見学の予約を入れられ、前向きではない気持ちで来館されました。お会いしたときは、何のために結婚式をするのかわからず、頑なに拒否されていました。しかし開催を希望する親の『幸せになってね』、『これから2人で頑張るのよ』など温かな気持ちを伝えられる場であること、結婚式だから親御さまやゲストときちんと向き合う時間は、人生の中でかけがえのない時間であり、記憶に残る思い出になる話をしました。最後は二人だけの欲のために結婚式をするのではないことに気づかれ、結婚式を開催することなったことが私の忘れられない思い出です。

社風が役職や年齢・立場に関わらず、メンバー間でオープンに意見を伝えあい、受け入れやすい環境や雰囲気のため、自身のキャリアアップや成長の場に繋がっています。その他は、後輩の育成にも関われる機会が増えています。人に伝えるときには、人によって受けとり方が変わるため、相手の理解度を確かめ、考えながら伝える工夫をしています。

少人数婚を担当することが増えています。少人数婚は、ゲストを近くに感じながらアットホームな雰囲気で行えるのが一番のメリットです。 ゲストと一緒に楽しむゲームや演出を取り入れ、より特別な時間を過ごしていただく演出の提案を増やしていきたいと思っています。また、最近はSNSを見て問合せをされる方も増えています。お客様が欲しい（探している）役にたつ情報を増やし、結婚式の良さをたくさん伝えていける取り組みをしていきたいと思っています。